「強豪相手に良いプレーができた」
ロード5連戦中のブルズは、現地11月14日にステイプルズ・センターでクリッパーズと対戦。ニコラ・ブーチェビッチを健康安全プロトコルで欠く中、デマー・デローザンが35得点7リバウンド5アシスト、ザック・ラビーンも29得点8リバウンドの活躍でチームを引っ張り、100-90で勝利した。
今回の遠征初戦となったサンフランシスコでのウォリアーズ戦では本来のパフォーマンスを発揮できずに93-119で敗れたものの、クリッパーズ戦では堅いディフェンスとハッスルプレーが戻り、危なげない試合運びで勝利をつかんだ。
デローザンはブーチェビッチ不在による影響を「スペースを広げてくれるし、平均20得点は見込めるブーチのような選手がいないのは、どのチームにとっても大変だ」と語りつつ「とにかく対応しないといけない」と主張した。「強いチームは立て直せる。優れたチームになりたいなら、負けた試合の後でやり返さないといけない。ブーチが出られない以上、彼抜きで勝つ方法を見いだして、戦わないといけない。今日は強豪相手に良いプレーができた。チームメートを誇りに思うよ。明日も試合があるしね」
デローザンは、この日先発に起用され7得点9リバウンド5アシスト3スティールを記録したアレックス・カルーソを「自分が今まで一緒にプレーした中でも、バスケットボールIQが一番高い部類に入る選手」と絶賛した。「IQが高い彼のような選手と一緒にプレーするのは楽だよ。特に今日はPG(ポール・ジョージ)を抑えるという難しい役割を引き受けてくれた。彼のプレーはチームの力になる。オフェンスでも彼はどこにポジションを取れば良いか理解しているから、全員が楽にプレーできる」
また、デローザンは地元ロサンゼルスでの試合について「家族や友人の前でプレーできるのだから、楽しまないとね」とも話している。「今日は父が亡くなってから初めてLAで試合をした。生前、父はLAでの試合を必ず見に来てくれていたんだ。今日の試合も見てもらいたかったけど、チームメートと試合を楽しむことを心がけた」
今シーズンは開幕ダッシュに成功し、新生ブルズに対する注目度は増している。レイカーズ、トレイルブレイザーズ、ナゲッツとの対戦が続く今回の遠征で勝ち越せればチームにとっても自信になり、さらに勢いがつくだろう。ブーチェビッチ不在の中でステップアップできるかどうか、ロード残り3試合にも注目したい。