今シーズン初出場のテイレン・ホートン・タッカーが攻守に活躍
現地11月14日にホームでスパーズと対戦したレイカーズは、アンソニー・デイビスが第1クォーターだけで19得点を記録してチームに勢いを与え、114-106で勝利した。
レブロン・ジェームズを含め負傷者を抱えているレイカーズは、デイビスをセンターに起用するスモールラインナップでスパーズ戦に臨んだ。試合後にデイビスが「僕の仕事はリーダーとしてチームにエネルギーをもたらすこと。ウチがどういうペースでプレーしたいかを自分が中心になって示すことだ」とコメントしたように、ハイペースで試合を進めて今シーズン8勝目(6敗)を挙げている。
レイカーズは、デイビスが34得点15リバウンド6アシスト、ラッセル・ウェストブルックが14得点11リバウンド7アシスト、カーメロ・アンソニーが15得点、マリーク・モンクがベンチから16得点、同じくセカンドユニットのウェイン・エリントンも15得点で勝利に貢献した。また、ケガで出遅れていたテイレン・ホートン・タッカーがようやく今シーズン初出場を果たすと、いきなり17得点を記録するだけでなく、守備でも印象に残るプレーを見せた。
デイビスは「彼のプレーには感心させられる」とホートン・タッカーのパフォーマンスを称えた。「大半の選手は、ケガ明け直後は試合勘が鈍っているものだけど、彼は試合に出られなかった期間の練習やコンディショニングにも真剣に取り組んでいて、まるで開幕からずっと一緒にやっているかのようだった。まだ20歳と若い彼が、今日のようなプレーをしてくれたのは非常に大きいよ」
上位チームと比べてなかなか勝ち星が伸びない現状を打破したいレイカーズは、レブロンたちが復帰するまでに良いリズムを作りたいところ。デイビスも「復帰組がテイレンのように即インパクトを残せるかは分からない。でも、良い形でプレーしたいし、連勝街道にも乗りたい。自分たちが考えるチーム像を形にしたい」と言う。「そのために肝心なのはディフェンスだ。今日の試合では、良い時のチームに近いものを見せられた。試合の大半で相手を叩きのめすようなプレーができたし、相手のカバレージを攻略できた。良い感じでやれたと思う」
明日のブルズ戦では、昨シーズンまで所属したアレックス・カルーソと再会する。シカゴ出身のデイビスにとっては、地元球団との対戦でもある。デイビスは言う。「僕もシカゴでプレーする時は少し気持ちが入るけど、明日はLAだし、AC(カルーソ)の方が感傷的になるんじゃないかな。それに、ホームタウンのチームとの対戦はいつだって楽しい。きっとエキサイティングな試合になるだろうし、ACを相手にして勝ちたいね」