「ステフたちのように、世界最高の先輩がいるのは非常に心強い」
ウォリアーズは現地11月7日のロケッツ戦で120-107の快勝を収め、8勝1敗でNBA30チームの勝率トップに躍り出た。そんなウォリアーズで、3年目のジョーダン・プールの存在が際立ち始めている。
プールはロケッツ戦でも第1クォーターだけで15得点を決めると、ゲームハイの25得点を記録。ウォリアーズは第3クォーターに15-0のランで一気にリードを広げて勝負を決め、120-107で4連勝をマークしている。
ここ3試合で31得点、26得点、25得点とオフェンスの要として活躍しているプールは、試合後のインタビューで急成長について聞かれると「NBAでは、毎試合で結果を残さないといけない」と落ち着いた口調で語った。
「ステフ(ステフィン・カリー)、クレイ(トンプソン)、ドレイモンド(グリーン )はそうやって特別な選手になった。今はもちろん良い気分だけど、これからも連勝を続けないといけないし、チームが勝つために必要なことを続けたい」
ここ2シーズンは我慢の時期を過ごしたウォリアーズも、今シーズンは大きく飛躍しそうだ。日に日に存在感が増しているプールは「ステフたちのように、世界最高の先輩がいるのは非常に心強い」と話す。
「一生に一度しかないチャンスを生きていると思っているし、彼らには聞けるだけ質問する。アンドレイ(イグダーラ)、ドレイモンド、クレイの知恵と経験を分けてもらえるのだからね。彼らのような選手にアドバイスをもらえる環境に感謝しているし、このチームにいられることが本当にうれしいんだ。みんな、僕のプレーを完璧なものにするために力を貸してくれている」
3年目の飛躍についてプールは「経験によるところが大きい」と言う。
「これまでに積み上げてきた基礎があるからこそ、プレーに対する反応が以前より速くなったのだと思う。今はオフェンスで少しだけ自由にやらせてもらえてるので、気分良くやれている。コンディションも良い。経験を重ねて成長しているところだし、きっと27歳くらいまでは身体も成長し続けるんじゃないかな。今後数年での成長も楽しみだしね」
トンプソンの復帰は早くても年末と言われているものの、プールは『スプラッシュ・ブラザーズ』に次ぐ攻撃オプションいう立ち位置をつかみつつある。
攻守両面のバランスに優れるウォリアーズの快進撃は、しばらく続きそうだ。