レブロン・ジェームス

写真=Getty Images

ウォルトン「彼が休むことで他の選手にチャンス」

この夏にレイカーズと契約したレブロン・ジェームズは、2018-19シーズンがキャリア16年目のシーズンになる。キャバリアーズでの最後のシーズンとなった2017-18シーズンは、キャリア初の年間82試合に出場。プレーオフでも全試合に出場したほか、ポストシーズンでのプレータイムは41.9分を記録するなど、文字通りコートに常に立ち続けた。

33歳になった今も衰えは見られないが、ウォリアーズに完敗を喫したファイナルでは疲労困憊、ベストコンディションには程遠かった。これから出場時間の管理が重要になってくるのは言うまでもない。パフォーマンスにも影響が出るだけでなく、ケガのリスクもある。

レイカーズの指揮を執るルーク・ウォルトンも、レブロンのプレータイムに関しては、年間を通して調整していく考えを持っている。UCLAのトレーニングセンターで開かれたイベントに出席したウォルトンは、レブロンと対話を繰り返しながら判断すると語った。

「彼とは年間を通してコミュニケーションを取ってやっていく。1試合休ませるのか、2日続けて試合がある場合に休ませるか、練習を回避させるのか、方法はいろいろ考えられる。もし彼が身体をフレッシュな状態に保つために練習を休みたいと言うのであれば、そうする。彼とは4年契約を結んだわけで、我々は彼がチームにいる間、毎シーズン優勝を争いたい」

「彼が休むことで、他の選手にとってはチャンスになる」とウォルトンが言うように、素晴らしいルーキーシーズンを送ったカイル・クーズマはレブロン加入によりベンチに回るが、レブロンが休養する試合では先発でプレーする機会が巡って来る。

今年の12月に34歳の誕生日を迎えるレブロンのプレータイム調整は、レイカーズにとって6年ぶりのプレーオフ進出という目標をクリアするためにも、その先を目指す上でも最重要事項だ。