キーファー・ラベナ

「シックスマンとして最初に出る以上、しっかりと役目を果たさないといけない」

滋賀レイクスターズは天皇杯3次ラウンドの初戦でライジングゼファー福岡を91-82で下した。

試合は序盤こそ拮抗したが、滋賀はディフェンスの強度を上げるとリバウンドからの速いバスケットを展開し、2桁のリードを奪って前半を終えた。この第2クォーターで得たリードを守り切ったことで勝利をつかむのだが、後半には福岡に連続3ポイントシュートを許すなどし、最大20点あったリードが1桁まで詰められる場面も見られた。

しかし、その悪い流れをシックスマンとして登場したキーファー・ラベナが断ち切った。チームのオフェンスが停滞した時間帯にコートに送り出されたラベナは、積極的なペイントアタックからドライブやジャンプシュートで得点を重ねた。また、ディフェンスを引き寄せては広い視野を生かして、味方のシュートをお膳立てする。ラベナがボールと人を動かすことで滋賀のオフェンスは活性化され、中と外からリズム良く得点を重ねていった。

23分のプレータイムで12得点9アシストとほぼダブル・ダブルの活躍を見せたラベナは、「ヘッドコーチからも僕たちはベンチから出て力を与えられると言われています。僕はシックスマンとして最初に出る以上、しっかりと役目を果たさないといけないという気持ちで入っています」と『シックスマン』としての責任を語った。

キーファー・ラベナ

「どういった試合であろうが、相手が誰であろうが、一試合一試合が本当に大事」

滋賀は平均年齢25.6歳と若いチームだ。この試合でも、ラベナと同じようにベンチから出場した川真田鉱也や澁田怜音、今川友哲といった若手の献身的なプレーが目立った。今シーズンから加わった選手が多いため、試合を重ねる中でチームケミストリーを構築しなければいけない。

天皇杯はリーグ戦とは異なり、負けたら終わりの一発勝負だが、ラベナは「僕たちのような若いチームにとっては、その試合がどういった試合であろうが、相手が誰であろうが、僕たちにとっては一試合一試合が本当に大事です」と言う。「どんな試合でも気持ちを変に変えたりせずに毎試合で同じ気持ちで戦う。僕たちは一試合一試合でどう成長していくかが大事なので、そのようなマインドセットで戦っています」

今日の第2戦では、アルティーリ千葉を96-79で下したアルバルク東京と戦う。相手はBリーグ連覇を成し遂げたこともある強豪だ。ラベナも「明日はレベルが一歩上がった試合になると思う」としつつ、こう意気込みを語った。

「その中でも僕たちはベストパフォーマンスを尽くして、またさらに一歩進められるように、そして皆さんに良いパフォーマンスを見せられるように戦いたいです」