ラウリーとタイラー・ヒーローがチームに安定感をもたらす
現地25日に行われたマジックvsヒートの一戦。ホームのヒートが序盤から10点前後のリードをキープする安定した試合運びを見せ、第4クォーター序盤に12-2のランで一気に突き放し、107-90で勝利した。これで2勝1敗、ホームでは開幕のバックス戦に続き2連勝となっている。
ヒートのジミー・バトラーは、フィールドゴール21本中15本を成功させて36得点の活躍。試合後の会見でアグレッシブなオフェンスについて聞かれたバトラーは、今シーズンから同じチームでプレーするポイントガードのカイル・ラウリーの存在の大きさについて語った。
「カイルの存在は大きいよ。それは僕に限った話ではなく、チームにとって大きい。カイルはターンオーバーを恐れず、オープンな選手を見つければためらわずにパスを出す。彼はいつだってスポットについている選手を探そうとする。彼というポイントガードがいてくれるのはありがたい」
ラウリーは9得点8アシストを記録。3ポイントシュートが6本中1本成功と不発に終わり得点は伸びなかったが、司令塔としてチームのオフェンスを統率した。その働きぶりについてバトラーは「彼は本当に頭の良い選手なんだ」と称える。
「彼はアンセルフィッシュな選手で、正しいプレーを選択できるし、スクリーンで味方をフリーにすることができる。でも、何よりも重要なのは、彼のプレーがチーム全体に浸透することで、試合終盤は全員が同じことを心がけてやっていた。カイルがコートに出ていると、プレーのレベルが上がるのを感じるよ」
またバトラーは、この日もベンチから13得点5リバウンド9アシストを記録するなど、シックスマンとして機能しているタイラー・ヒーローの成長についても触れ、こう述べた。
「彼のようにスコアラーとして活躍できる選手が、チームのために正しいプレーを選択する形に切り替えるのは簡単じゃない。でも、その切り替えを非常に上手くこなしている。プロの中のプロだよ」
「彼は今も日々学習している。もしかしたら次の試合で50得点を記録するかもしれないし、20アシストをマークするかもしれない。タイラーは試合展開次第でどんなプレーでもできる。なんでも高いレベルでこなせる選手だ」