ハリソン・バーンズ

ホームズ「僕らは彼を心底信頼しているんだ」

キングスはアウェーでトレイルブレイザーズと開幕戦を戦った。ディアロン・フォックスを中心にしながらもバランスの良いオフェンスで先行したキングスは、第3クォーターに6本すべての3ポイントシュートを沈めたハリソン・バーンズの活躍もあり、リードをこの試合最大となる18点に伸ばした。

最終クォーターに猛反撃を受け、1点差まで迫られたが、バーンズがファウルゲームのフリースローを2本確実に沈め、最後はデイミアン・リラードの同点を狙ったステップバックスリーが外れ、124-121で逃げ切った。

昨シーズンに3戦全敗を喫した相手に勝利と、キングスは最高のスタートを切った。勝利の立役者となったのはセーフティリードをもたらすフリースローを沈め、後半に28得点を固めたバーンズに他ならない。バーンズは11本中8本の3ポイントシュートを沈め、36得点9リバウンド2スティールとマルチな活躍を見せた。

指揮官のルーク・ウォルトンはキャリアハイとなる8本の3ポイントシュートを沈めたバーンズに対し「彼には一晩に8本の3ポイントシュートを決めてほしいと言っている」と語った。「今日決めたすべての得点が勝利に必要なものだった。ハリソンには常にこのようなプレーをしてもらいたいと思っている。彼は非常に優れたシューターであり、彼がそのシュートを決められない理由はないんだ」

ウォルトンがそう語るように、バーンズはキャリア通算で37.8%の3ポイントシュート成功率を残している。守備に定評があり、オールラウンドに活躍するスモールフォワードとしては、高い数字だと言える。

また、この試合で10本中9本のフィールドゴールを成功させ、21得点11リバウンドのダブル・ダブルを記録したセンターのリショーン・ホームズはバーンズのオールラウンド性に絶大な信頼を寄せていると言う。

「チームのみんなが言うけど、ハリソンが朝早くから遅い時間まで練習してるのを見てるからこそ、みんな彼に期待するんだ。彼の仕事量は僕たちが期待している以上のモノで、毎試合チームのために身体を張っている。僕らは彼を心底信頼しているんだ」

キングスは15年連続でポストシーズン進出を逃しており、ウォルトン体制3年目を迎えた今シーズンはプレーオフ出場という明確な結果が求められる。若手の多いキングスでは、彼らの成長が目標を達成する上で重要なピースとなるが、ウォリアーズ時代に優勝を経験した中堅プレーヤーのバーンズの安定感も欠かせない。

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