八村塁

2019年12月15日以来『日本人対決』は実現せず

NBAの2021-22シーズンが、現地10月19日に開幕した。

日本代表の八村塁が所属するウィザーズと、渡邊雄太が所属するラプターズは現地10月20日の開幕戦で衝突するが、両者はともに欠場することとなった。

NBAキャリア4年目のシーズンを迎える渡邊は、厳しいメンバー争いを勝ち抜き、初めて本契約の選手として開幕ロスターに名を連ねた。渡邊も自身のInstagramに「NBA4年目にしてようやく本契約選手としてシーズンを迎えれます!」と喜びを綴った。しかし、「怪我がまだ治ってないので開幕は間に合うかは正直難しいところですが、まずはしっかり治して今年も最高のシーズンを送れるよう頑張ります」と続けたように、左ふくらはぎの故障により、開幕戦は欠場することとなった。渡邊は昨シーズン、ディフェンス面とハードワークに徹する姿勢で指揮官からの信頼を勝ち取って50試合に出場し(うち4試合で先発)、平均プレータイム14.5分で4.4得点、3.2リバウンドを記録した。

キャリア3年目のシーズンを迎える八村はチームの主力として活躍し、昨シーズンは出場した57試合すべてで先発を務めた。平均プレータイム31.5分で13.8得点、5.5リバウンド、1.4アシストを記録して、プレーオフ進出に貢献した。しかし、今オフには『個人的な理由』としてトレーニングキャンプを欠席。現地17日には健康安全プロトコルを終えて個人練習を開始したが、開幕戦はチームに帯同しないことが発表された。

なお、八村と渡邊による『日本人対決』は2019年12月15日以来、実現していない。昨シーズンもウィザーズとラプターズは3回対戦したが、1回目は渡邊が左足首の捻挫で欠場し、2回目は八村が左肩の張りで欠場、3回目も八村が体調不良のために欠場したため、直接対決はかなわなかった。

両チームは現地10月20日の開幕戦、11月3日、12月5日、1月21日にも対戦を予定している。