ヨキッチもチームに檄を飛ばす「このままじゃ水曜日はぶっ飛ばされる」
ナゲッツは現地10月21日にサンズとの2021-22シーズン開幕戦を迎える。
昨シーズンのナゲッツは優勝候補の一角に挙げられていたが、ジャマール・マレーがシーズン終盤戦に左ひざ前十字靭帯を断裂して離脱したこともあり、プレーオフでは西カンファレンスセミファイナルで1勝も挙げられずにサンズにスウィープ負けを喫した。
それでも、大黒柱のニコラ・ヨキッチはシーズンMVPに輝き、成長著しいマイケル・ポーターJr.の活躍も目立った。また、昨シーズン中に獲得したアーロン・ゴードンとも今オフに4年9200万ドル(約100億円)の延長契約を結び、生え抜きのマレー、ヨキッチ、ポーターJr.にゴードンを加えた『コアメンバー』で優勝を目指す。
経験豊富な指揮官に、シーズンMVP、勢いのある若手、有能なロールプレーヤーを擁し、今シーズンも優勝候補の一角に挙げられているが、指揮官マイケル・マローンの表情は暗い。プレシーズンを1勝4敗で終えた翌日の練習後、マローンはプレシーズンの5試合では課題を解決できかなったとし、改善すべき点は「すべてだ」と語った。
「今の我々はあまり良いチームじゃない。チームとしてのまとまりがないし、セットもカバーも乱れている。コミュニケーション不足だし、ダラダラとボールを投げていた。先発チームが今日やられた理由は、ターンオーバーが15個で、相手は5個しかなかったからだ」
そしてマローンは「今日のようなプレーをしてフェニックスに乗り込んだら、本当に酷い試合になるだろうね」とも続けた。
マローンの思いはヨキッチにも伝わっているようで、彼は練習中にチームメートを呼び出し、檄を飛ばしたとマローンが明かした。「彼はスクリメージの後にチームメートを呼び出したんだ。『みんな、僕たちは酷い。僕たちはただ走っているだけで何もしていない。自分たちのプレーを分かっていないし、自分たちのディフェンスもしていない。このままじゃ水曜日はサンズにぶっ飛ばされる』と言っていたよ」
ナゲッツが2021-22 シーズンの開幕戦でどんなバスケットを見せるのか、気になるところだ。