「プレシーズンゲームで学べるものは何もない」
現地10月8日にサンフランシスコで行われたレイカーズvsウォリアーズのプレシーズンゲームは、ホームのウォリアーズが121-114で勝利した。
レイカーズは、レブロン・ジェームズとラッセル・ウェストブルックがプレシーズンゲームに初めて揃って出場したもののチームは3連敗。しかし、レブロンとウェストブルックから焦りは全く感じられず、両選手ともに「機能する方法を探っているところ」と試合後の会見で語った。
レブロンは「シーズンを通して大きく変わっていくことだし、とにかくチームのためにベストな形を探っている段階。一緒にプレーする時間が増えていく中で、チーム、そして僕やラスにとってより良い形が分かる。まずは一緒にプレーするところから始まるわけだからね」とコメント。
ウェストブルックも「今すぐに答えが出ることはない。今後1、2週間で分かってくることさ。今日の試合はプレシーズンだし、チームの大半の選手にとっては、4月か5月以来の実戦なんだから」と振り返った。
現役トップクラスのスピードと爆発力を併せ持つウェストブルックの加入により、今シーズンのレイカーズはトランジションオフェンスでリーグを席巻すると見られている。ウェストブルックはレブロンとの共演について「彼ほどのサイズがあって、あれだけのペースで動けるのはチームにとって大きい。僕と同じスピード、力強さを持つ選手が隣にいてくれるのは本当に助かる。特にトランジションではね」と話した。
レブロンも、これまでの練習でウェストブルックとの連携に手応えを感じている。現段階で上手くいっている部分を聞かれると、こう答えた。「ダイナミックな部分と、彼がチームのペースを押し上げてくれるところが良い。それに競争レベルも上がる。脅威になれる選手が増えれば相手のディフェンスをコントロールできるし、個人に対するマークも緩くなる。彼のアタック、そこから生まれるキックアウトはチームにとって重要になるね」
また、レブロンは「自分のキャリアを考えれば、プレシーズンで学べることなんてない」と、あくまでも調整段階であることを繰り返し強調した。「繰り返すことで身につくものだったり、チーム内の関係性を強化、ケミストリーを築くことには繋がる。でも、僕はプレシーズンゲームより、チームでの練習の方を好む。もしミスしても、そこで止めて全員で話し合ったり、映像を見て振り返ることができるからね。プレシーズンゲームの後でも同じことはできるけど、練習中ならすぐにやれる」