ラメロ・ボール

「そういうポジションを担えることがうれしい」

2020-21シーズンの新人王に輝いたホーネッツのラメロ・ボールは、2年目の今シーズンはチーム全体を引っ張る役割を担う。

ヘッドコーチのジェームズ・ボーレゴからも「彼に手綱を握ってもらいたい」と期待を寄せられたラメロは「うれしい」と、現地10月1日の練習後の会見で語った。

「慣れている役割だし、そういうポジションを担えることがうれしい。チームメートのプレー映像を見直して、どこにポジショニングを取るべきかを学んだり、周りにいる選手がどこにいるかを把握したり、チーム全体を引っ張るために取り組んでいる」

ボーレゴは「彼がこのチームの司令塔だ。我々が次のステップに進むには、彼にオフェンスだけではなく、ディフェンスでも引っ張ってもらわないといけない」と語った。昨シーズンはベンチからラメロに指示を出すことも多かったという指揮官は「彼にとっての次のステップは、チーム全体を見ること」と言う。

「昨シーズンの彼は、潜在的に備わっている直感的な要素によるところが大きかった。彼にとっての次のステップは、チーム全体を見ること。周りの選手の特性を理解し、このリーグを理解すること。彼とはチームの長所、価値観、チームメートの理解などについて話している」

昨シーズンを33勝39敗で終えたホーネッツはプレーイン・トーナメントに駒を進めたものの、ペイサーズに敗れた。少なくともプレーオフ進出が求められる今シーズンの成否は、2年目のボールにかかっている。

ついこの間までルーキーだった選手にプレッシャーをかけるのは酷かもしれないが、それだけの才能が備わっている選手であることは1年目に証明された。

ホーネッツが今シーズンのダークホースになれるかどうかは、司令塔のラメロにかかっている。