レブロン・ジェームズ

デイビスも「今は100%の状態だし、準備はできている」

現地10月19日に開幕する2021-22シーズンに向けて、NBAの各クラブがメディアデー、そしてトレーニングキャンプを開始している。

昨シーズンは制限付きではあるが有観客で試合が実施できるようになったものの、多くの試合が新型コロナウイルスの影響で中止になるなど、いまだ影響は大きい。リーグ内でのパンデミックを避けるべく、NBAは健康安全プロトコルと呼ばれる細かいルールが定められ、そこにはワクチン接種の条項も加えられた。接種済みの選手は行動の制約がかなり緩いものになるが、多様性を第一とする選手会はワクチン接種を選手個々の判断に委ねていて、今もなおワクチンを接種していない選手もいる。

レイカーズのレブロン・ジェームズも当初はワクチンに対して懐疑的だったという。それでも彼は「チームメートやフロアでやるべきことのために、自分が動けるようにしておかなければいけない。お互いを守って、チャンスを得るための方法を常に考えている」と、家族やチームのためにワクチンを接種することに決めたと語った。

昨シーズンのレブロンは右足首を捻挫し27試合を欠場した。レブロンは「足首に関しては、100%の状態に戻っているよ。フロアに戻ってきて、自分の身体とバスケに費やしてきた努力を感じることができて興奮している。あとはコート上でやるだけさ」と言い、こう目標を語った。「僕たちの最終目標は、もちろん優勝することだ。そのためには、健康でいることが一番大切なんだ」

ワクチン接種に関して、レイカーズのロブ・ペリンカGMは10月のレギュラーシーズン開幕までには、全選手がワクチン接種を完了する予定とも明かしている。

アンソニー・デイビスも「僕の記憶が間違っていなければ、チームの全員、もしくはほとんどの人が予防接種を受けたと思うよ」と言い、自身の考えをこう語った。「それが僕たちがすべきことだと思うんだ。僕たちは世界を助けて、地域を助ける。役割を果たすために、できる限りのことをやっていくよ」

デイビスも昨シーズンはケガに悩まされた一人だ。シーズン中盤からふくらはぎとアキレス腱を痛めて10週間の長期欠場を強いられた。その後は復帰したものの、サンズとのプレーオフファーストラウンドでも膝と鼠径部を痛めたため、オフは代表活動に参加せず、身体のケアに専念していた。

デイビスはキャンプ初日を終えて「良い感じだよ」と言う。「オフシーズンに素晴らしいトレーニングができたからね。ストレングストレーナーと一緒にやっていて、通常のオフのルーティンに戻すことができた。今は100%の状態だし、準備はできているよ」