写真=Getty Images
アービング「入ると分かっていてもゾクゾクする」
昨シーズンのNBAファイナルでウォリアーズを下し、球団史上初優勝を果たしたキャバリアーズ。偉業を成し遂げた選手たちは、オフの間も歴史に残る第7戦を繰り返し見たと『ESPN』に語っている。
第4戦を終えて1勝3敗と追い詰められたキャブズだが、そこから逆転優勝を果たしたNBA史上初のチームになった。NBA制覇、その瞬間の感情の高ぶりは、そう簡単に消えるものではない。
レブロン・ジェームズは「何度か見直した」と打ち明ける。「夏の間、『NBA TV』でずっと放送していたからね。もっと良いプレーができたんじゃないかという視点で見たり、単にファン目線で見たり。そう、単純に楽しいからという理由で見てもいたよ。時計がゼロになる瞬間が最高だね」
カイリー・アービングは、「何度も見たよ。それでチームメートと話したり、試合を見ているところの画像を撮ってSnapchatに投稿したり」と言う。決勝点となる3ポイントシュートを決めた彼は、そのシーンを見ると今でも興奮するそうだ。
「シュートが入ると分かっているんだけれど、ゾクゾクするよね。あの瞬間にどれだけ感動したのかは、決して忘れないけど、あらためて考えると興奮してしまう。キャバリアーズにとってだけではなく、チーム、家族、友人にとっても、それだけ大きな瞬間だったからね」
すでにトレーニングキャンプも始まり、それぞれが2連覇に向け気持ちを作っている段階だのだろうが、劇的な形で初優勝を達成したのだから、繰り返し見るのも理解はできる。むしろ、優勝の瞬間を繰り返し思い返すことで、「再び頂点に立ちたい」という意欲が強くなるのであればプラスだ。
キャブズファンの多くが優勝を決めるシーンを何度も繰り返し見たのだろうが、選手たちもその点では変わりがなかったということだ。
優勝を決めたシーンを見るたびに、キャブスの選手は「再び頂点に立ちたい」との思いを新たにするはずだ。