「川崎がやりたいバスケットを僕が引っ張っていけたら」
川崎ブレイブサンダースは、明日から開幕する2021-22シーズンに向けて会見を行い、佐藤賢次ヘッドコーチと今シーズンからキャプテンに就任した藤井祐眞が意気込みを語った。
2人とも目標は「地区優勝、Bリーグ優勝、そして天皇杯優勝」と3冠を掲げ、佐藤コーチは今シーズンのチームスローガン『MOVE』を基に、目指すチーム像を語った。「特定の選手だけでなく、人とボールをたくさん動かして、チームで攻めて、チームで守る。新しい選手を含めた新しい川崎のバスケットをお見せできるように『MOVE』というスローガンの下でチーム一丸でやっていきたいです」
藤井も「開幕戦は神奈川ダービーでプレシーズンでも戦った横浜さんとの試合です。開幕戦から『これが新しい川崎だ』というところをしっかり見せて、ボールと人が動いて、ファンの皆さんの心を動かせられるように開幕から戦っていきたい」と意気込む。
藤井が言う『新しい川崎』とは、誰かに頼りすぎないバスケットという意味がある。「ウチにはニック(ファジーカス)がいて、今までは彼を中心にやってきました。ただ、勝負どころとか大事な試合でニックのシュートが入らないから負けてしまった試合も何試合かはありました。そういうところで、ニックに頼りすぎるのではなく、他の選手も動く。みんなでバスケットをしようというところで、今シーズンはディフェンス、オフェンスともにいろいろなパターンがあると思いますし、それが新しい川崎で見られると思います」
「積極的にルーズボールを追いかけたり、ダイブしたり、背中で見せて行けたら」
今シーズンはロスターが変わっただけでなく、キャプテンも篠山竜青から藤井へ代わった。「竜青さんは言葉で引っ張って、周りを鼓舞してやってきたけど、僕はどちらかと言うとプレーでアグレッシブにやったり、気持ちで見せるタイプで、口で上手く言えるようなタイプではない」と藤井は言う。
それでも佐藤コーチからキャプテン就任について言われた時のことを明かし、こう続けた。「『MOVE』というスローガンの意味を聞いて、それを体現してくれるのは祐眞だからキャプテンをやってほしい、と言われた時はうれしかったです。川崎がやりたいバスケットを僕が引っ張っていけたらと思いました」
藤井と言えばアグレッシブなプレーが魅力的な選手だが、本人も「キャプテンになったからといって特に変わらず、積極的にコートでルーズボールを追いかけたり、ダイブしたり、背中で見せて行けたら」と言う。
スローガンの『MOVE』には「試合中、常に選手全員が激しく動くチームである」、「見てくれる人たちを感動させるプレーをする」、「未来に向かって全員で動き出す」という3つの想いが込められているという。闘志を全面に出したプレーで見る人を魅了する藤井が、今度はキャプテンとしてチームをどう引っ張っていくのか楽しみだ。
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