ポール・ジョージ

「あとはコートで結果を残すだけ」

1年前、クリッパーズのポール・ジョージは再び実力を証明しないといけない立場に追いやられていた。しかし、昨シーズンはエースと呼ぶのに十分なパフォーマンスを見せ、これまで評価が低かったポストシーズンでもチームを引っ張り、カンファレンスファイナルにまでチームを導いた。

相棒であるカワイ・レナードの復帰時期が未定であるため、ジョージは2021-22シーズン開幕をチームのNo.1オプションとして迎える。現地27日に行われたメディアデーでの会見で、ジョージは「今シーズンを戦う準備はできている」と意気込みを語った。

「チームのNo.1という立ち位置はペイサーズ時代に経験しているから、チームを引っ張る準備もできているよ。チームのみんなもお互いのことを信頼し合っている」

「キャリア12年目をこのチーム以外で迎える姿が想像できなかった。あとはコートで結果を残すだけだ」

クリッパーズで迎える3年目は、あらゆる部分でリーダーシップが試される。ジョージは「スコアリング、ディフェンス、プレーメーク、試合に関するあらゆる役割を担いたい」と話す。「今シーズンは僕のキャリアで最も完成された一年に含まれると思っている。すべてをこなさないといけない。すでに自分の力は証明できた。サンズとのシリーズでも、自分に何ができるかを示せた。リバウンド、スコアリング、ペースアップを含めてね。あのシリーズがあって、さらに意欲が増している」

レナードが抱える負傷は右膝の前十字靭帯部分断裂であるため、球団は復帰を急がせず、来春のプレーオフまでに間に合えばという方針を明らかにしている。相棒が戻るまでの間、クリッパーズはジョージのチームだ。

「目の前にあるすべてのことに取り組みたいし、コートの上では何だってやりたい」