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NBA復帰も視野に入れつつ欧州での引退も検討
ロシアのユナイテッドリーグに所属するゼニト・サンクトペテルブルクと契約したブランドン・ジェニングスは、1年後のNBA復帰を視野に入れつつ、プロキャリアを始めたヨーロッパで現役引退を迎えることも考えている。
セルビアのメディア『MVP Portal』のインタビューを受けたジェニングスは「自分は欧州でキャリアを始めたので、ヨーロッパでのプレーの仕方は分かっている。もしかすると、欧州でキャリアを終えるかもしれないしね」と語った。
ジェニングスは、アメリカの大学には進学せず、海外リーグを経てNBAドラフトにエントリーする方法を実践したパイオニアの一人。高校卒業後の2008年から1年間、イタリアリーグでの武者修行を経て、2009年のドラフトにエントリーし、全体10位でバックスから指名され、NBA選手になる夢を叶えた。
NBA復帰の可能性について聞かれると、「来年に戻れればとは思う。でも、もし復帰できなければ、ヨーロッパでキャリアを終えるよ。それで構わない」と答えた。
NBAではバックス、ピストンズ、マジック、ニックス、ウィザーズを渡り歩いたジェニングスは、経験豊富なガードで、1試合55得点を記録したこともある爆発力のあるプレーヤーだ。ゼニトとの契約満了後には、NBAチームからオファーが届く可能性は十分にあり、ファンも再びジェニングスがアメリカで活躍する姿を見たいと願っているはずだ。