「オフの目標は身体を強くすること」
キングスのエース、ディアロン・フォックスは、毎年のようにオフシーズンは肉体強化に時間を費やしている。
ルーキー契約が切れた昨シーズンに5年1億6300万ドルのマックス契約延長を結んだフォックスの最大の武器は、リーグトップクラスのスピードから繰り出されるドライブだ。
今年のオフも例年と同様に肉体強化に励んでいたフォックスだが、先日、Instagramに上半身裸でトレーニングに励む姿を投稿したところ、明らかに厚みが増した肉体に疑惑を持たれてしまい、NBAから抜き打ちの薬物検査が通達される出来事があった。リーグも驚くほどの肉体改造に成功したフォックスが、メディアとの会見でオフのトレーニング、コンディショニングについて触れた。
フォックスは「オフの目標は身体を強くすること。それと僕のスタイルの一つであるドリブルからシュートを打つ練習に力を入れているんだ」と語った。
「理想の肉体に近づいている?」と質問された彼は、現在の体重が89kgを超えたところで、2017年のドラフトコンバイン前より13.5kg以上増加したと答えた。
「できれば200パウンド(約91kg)を超えたい。今の体重はコンバインの時より30パウンド(約13.5kg)も増えた。以前より速くなったし、力強さ、爆発力も増している。筋力が増した方がシュートを決めやすい。でも、体重を増やすのは時間がかかるし、簡単ではないよ。それでも年齢を重ねて、以前と比べれば体重を増やしやすくなった。まだまだ理想の身体ではないけど、23歳の今の自分にとっては良い状態だね」
昨シーズンは平均25.2得点、7.2アシストを記録したフォックスの活躍なくしてキングスの再建はあり得ない。今シーズンはさらなる進化を遂げたスピードスターが見られそうだ。