昨シーズン途中に加入したゴードンは、高い順応力を披露
ナゲッツとアーロン・ゴードンは4年9200万ドル(約100億円)の契約延長に合意した。『The Athletic』によれば、契約のうち8800万ドルが保証され、400万ドルはインセンティブ。4年目の2025-26シーズンはプレーヤーオプションとなる。
ゴードンは昨シーズン途中にマジックからナゲッツへと移籍。ゴードンが上々のデビューを飾った2週間後にジャマール・マレーが大ケガを負って離脱したことで、ナゲッツの優勝の目論見は狂ってしまった。それでもゴードンは、エースとして何から何までを背負っていたマジック時代からプレースタイルを上手くシフトし、シーズンMVPを受賞したニコラ・ヨキッチのサポート役に回って、ディフェンスに重点を置くプレーで順応力の高さを見せた。
すでにマレーとヨキッチの2人とは長期契約を結んでおり、今回の契約でゴードンはその『コアメンバー』の仲間入りを果たしたことになる。ゴードンはリムプロテクトもできるし、スイッチディフェンスでガードとマッチアップすることもできる。昨シーズンのプレーオフはマレー不在の影響が大きくカンファレンスセミファイナル止まりだったが、ゴードンはトレイルブレイザーズのデイミアン・リラード、サンズのデビン・ブッカーと、相手のエースガードに対しても守れる能力を示した。
今後よほどの波乱が起こらなければマイケル・ポーターJr.との契約も更新され、生え抜きのビッグ3にゴードンを加えた4人がナゲッツのコアになる。サラリーキャップの縛りはキツくなるものの、この4人の最年長であるヨキッチもいまだ26歳で、まだまだ伸びしろは大きい。
マレーの戦線復帰まではしばらく我慢が続くことになるが、ナゲッツはこのコアメンバーでNBA初優勝を奪いに行く。