キャリアハイ53得点を挙げたスコアリングフォワード
ペイサーズはTJ・ウォーレンの回復が想定通りに進まず、引き続き無期限の離脱になることを発表した。
ウォーレンはサンズからペイサーズに移籍した一昨シーズンに、キャリアハイの平均19.8得点を記録してチームの中核を担った。ところが、さらなる飛躍が期待された昨シーズンは1月5日に左足の疲労骨折の手術を受けて残りのシーズンを全休し、わずか4試合の出場となった。
ウォーレン欠場の影響は大きく、チームは45勝28敗だった前シーズンから34勝38敗まで成績を落とした。東9位でプレーイン・トーナメントに出場しホーネッツを下したが、ウィザーズに敗れ、5シーズン続いたプレーオフ進出も逃した。
クラブはヘッドコーチのネイト・ビョーグレンを1年で解任し、2007年までヘッドコーチを務めたリック・カーライルを招聘した。14年ぶりに復帰したカーライルは「プレーオフに戻り、勝てるチームを作りたい」と就任会見で語ったが、スコアリングフォワードを失った穴をどのように埋めるか、早速手腕が問われることになった。
ウォーレンは自身のアカウントで以下のコメントをツイートした。「ペイサーズファンのみんなに僕の口から直接伝えたかったんだ。今はリハビリにしっかり取り組んでいて、できるだけ早くコートに戻ってベストを尽くしたい」
一昨シーズンのバブルでキャリアハイの53得点を挙げるなど、爆発的な得点力を備えているウォーレンだが、ペイサーズとの契約は2021-22シーズンまでとなっており、復帰が長引けば市場価値も落ちてしまう。ウォーレンにとっても、チームにとっても厳しいシーズンとなりそうだ。