ウィザーズ移籍に興奮「パーフェクトな機会」
オフにレイカーズからウィザーズにトレードされたカイル・クーズマは当初、同じ西カンファレンスのキングスに移籍するものだと思っていた。
実際に、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コルドウェル・ポープ、クーズマとのトレードで、キングスからバディ・ヒールドを獲得することが濃厚と報じられていた。しかし、この話はなくなり、ウィザーズからラッセル・ウェストブルックを獲得するという急転直下の大型トレードに切り替わる。当事者だったクーズマは、元NBA選手ギルバート・アリーナスが司会を務める『No Chill With Gilbert Arenas』に出演した際、事の顛末を語った。
「最初はキングスにトレードされるものだと思っていたんだ。バディ・ヒールドとのトレードが成立したとばかり思っていたからね。その時は『サクラメントか。LAから45分のフライトで着くし、悪くないかな』と思っていたよ。そうしたら、突然ワシントン行きが決まった」
寝耳に水のウィザーズ移籍だったが、クーズマはキングスよりも好ましい状況と考えたという。
「ウィザーズにトレードと聞いてすごく興奮したよ。だって、僕にとっては良いシチュエーションだったからね。サクラメントに移籍しても、とても楽しい時間を過ごせたとは思う。けれど、ブラッドリー・ビールのように、このリーグで勝者になろうとしている選手と一緒にやれるのは、パーフェクトな機会だ。彼以外にも、実力を証明しようと躍起になっている選手が揃っている。何か特別なことができるかもしれないと考えた」
レイカーズで選手として成長し、優勝を成し遂げたクーズマは、その経験をビール、八村塁などが所属するウィザーズにもたらし、チーム再建という大仕事に取りかかる。