MVP、NBA優勝の肩書きとともに欧州の一番を目指す
バックスのヤニス・アデトクンボは、このわずか数年でシーズンMVP受賞2回、NBA優勝、NBAファイナルMVP受賞という華々しい成績を残している。
その彼のキャリアにまだないのは、ギリシャ代表チームでの冠だ。開催が2020年から2021年に延期された東京オリンピック出場を希望していたものの、ギリシャは最終予選でチェコに敗れて出場権を逃した。
オリンピック出場がなくなり、NBAの2021-22シーズンに向けてトレーニングを続けながら英気を養っているアデトクンボは、2022年に開催されるユーロバスケット2022への出場について、自身のTwitterで「待ちきれない!」とコメントした。
ドイツで開催される次回のユーロバスケットは、当初2021年に開催予定だったが、こちらも新型コロナウイルスの影響で1年延期になった。東京オリンピックで銀メダルを獲得したフランス、ルカ・ドンチッチを擁する前大会王者のスロベニア、強豪スペイン、チェコ、イタリアなどが勢揃いする欧州No.1を決める大会は、近年稀に見る接戦になる可能性が高い。
ケガなく無事にNBAのシーズンを終えることができれば、アデトクンボはギリシャ代表として出場するつもりなのだろう。そして2023年には、日本とインドネシア、フィリピンを舞台にバスケワールドカップも開催される。ユーロバスケットは、ワールドカップに向けた前哨戦とも呼べるだけに、NBAスター選手が揃う豪華な大会になりそうだ。
NBAの主要タイトルを獲得したアデトクンボは、来夏、母国の栄誉のために力を尽くす。