『バブル』での汚名を返上し、契約最終年の再起にかけるロケッツのダニュエル・ハウスJr.

『バブル』での汚名を返上し、契約最終年の再起にかけるロケッツのダニュエル・ハウスJr.

2021/09/04 16:00
ダニュエル・ハウスJr.

今シーズンは戦力外の状態からスタートの可能性も

ロケッツのダニュエル・ハウスJr.は、一昨シーズン前まで先発に固定されていた選手だった。それが今シーズンは戦力外になりかけている。

昨シーズンは36試合(先発23試合)の出場にとどまったハウスJr.は、今シーズンが契約最終年だ。しかし、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックを放出し、チームを解体したロケッツは、昨シーズンから球団の方針として若返りと再建を推し進めている。おそらく今シーズンはジェイショーン・テイト、ケニオン・マーティンJr.、ベテランのデイビッド・ヌワバをフォワードとして起用する可能性が高く、28歳のハウスJr.に与えられる役割は限定的なものになるだろう。

ハウスJr.は、堅固なディフェンスとスコアリングが持ち味の選手で、自分より小柄な選手とも、そして大柄な選手ともマッチアップできるため、重宝されるロールプレーヤーだ。

ロケッツでの1年目(2018-19シーズン)はプレーオフで評価を落としたが、キャリアイヤーとなった2019-20シーズンには平均10.5得点、4.2リバウンドを記録した。しかし、ディズニーリゾートで開催された『バブル』シーズン中、施設内に入場が許可されていない女性を招き入れたことで健康安全プロトコル違反を犯し、その後の試合出場が認められなかった。

選手としての実力は確かなため、もし今シーズンの出場機会が激減すれば、シーズン中にウィングの獲得を希望するチームにトレードされるかも知れない。年俸も390万ドル(約4億3000万円)と球団経営には優しい金額で、契約最終年ということを考えればリスクも少ない。

NBA選手としてはこれから脂が乗る年齢を迎えるため、このまま下降線を辿ってしまうのはもったいない。常に準備を整え、限られた役割でも腐らずに全力を尽くす。この姿勢こそ、今シーズンのハウスJr.に求められるもの。フリーエージェントになる来年の移籍市場での価値を高められるかどうかは、ハウスJr.本人次第だ。

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