ジョエル・エンビード

ファンに考え方を見直すよう促す

ベン・シモンズがトレーニングキャンプに参加しないと宣言し、トレードを要求したと報道されたことで、セブンティシクサーズ周辺は慌ただしい毎日を送っている。

そんな中、シモンズとともにシクサーズを押しも押されもせぬ強豪へと押し上げ、エースの地位を不動のものとしたジョエル・エンビードが自身のSNSで持論を展開した。

エンビードは、シモンズとの不仲説を強調する『USA Today』の報道に反論する形でツイートを投稿した。「勝手な思惑を推し進めるために僕の名前を使うのはやめてくれ。僕はドラマが大好きだけど嫌いでもある。スタッツは嘘をつかない。ベンと一緒にプレーするのが好きなんだ。彼は素晴らしい選手で、仕事を成し遂げられなかったのはチーム全員の問題だ。ファンのみんなも戻ってきてくれることを願っている」

シモンズはホークスとのカンファレンスセミファイナルでシュートが絶不調に陥り、シリーズ第4戦から第7戦の第4クォーターにフィールドゴールを試みないほどまで自信をなくした。その結果、ファンからは戦犯として見なされ、今日に至るトレード騒動に発展した。

エンビードは自身の経験、性格を踏まえつつ、シモンズへの評価を見直すべきだとファンに訴えた。「2年前、フィリーのみんながブーイングをし、僕をトレードしてほしいと思っていたことを忘れていない。自分のポテンシャルを十分に発揮できていないことを知っていたから、オフシーズンにより良いプレーをするために努力して、みんなを黙らせた。フィリーのファンの皆さん、あなた方ももっと良くならなければいけないんだ」

「はっきり言って僕は批判が大好きで、自分には何もできないと言われるのが大好きなんだ。僕はみんなが間違っていることを証明しようとして頑張るタイプだけど、みんながみんなそういうわけではない」