ブリン・フォーブス

自身を見い出したスパーズに1年で復帰

昨年オフにバックスと2年契約を結んだブリン・フォーブスは、移籍1年目となった今シーズンにNBAタイトルを獲得した。王者として、このままバックスでの契約最終年を迎えるかに思われたが、フォーブスはプレーヤーオプションを破棄してフリーエージェントとなった。

キャリアハイとなる45.2%の3ポイントシュート成功率を残し、バックスの優勝に大きく貢献したフォーブスには複数のチームが関心を示したが、彼はルーキーイヤーから4シーズンを過ごしたスパーズへの復帰を選択した。

フォーブスは2016年のドラフト指名を得られなかったが、スパーズの一員としてサマーリーグに参加し、開幕ローテーション入りを勝ち取った苦労人。右肩上がりに成長を続け、キャリア3年目には平均11.8得点、3ポイントシュート成功率42.6%を記録し、不動の先発メンバーとなった。

『San Antonio Express News』の取材に応じたフォーブスはスパーズへの復帰について「戻って来ることができてうれしい」と語った。「ここにいる全員と良い関係を続けていた。彼らは僕が何をできるかを分かってくれている。戻ってくるチャンスがあると分かった時は興奮したよ」

スパーズはスコアラーのデマー・デローザン、シューターのパティ・ミルズがチームを去った。バックスではベンチからの出場が主だったフォーブスだが、その経験は再建期に入ったスパーズではプラスに働くはず。得意の3ポイントシュートに磨きがかかり、優勝も経験して一回り大きくなったフォーブス。若手が多いチームで年長組に入る28歳は、自身を見い出したクラブを強くするミッションに全力で取り組む。