デマーカス・カズンズ

写真=Getty Images

シーズン序盤はベル、ルーニー、ジョーンズで

3連覇を目指すウォリアーズを率いるスティーブ・カーが、新加入デマーカス・カズンズの復帰時期について言及した。

『Bay Area News Group』の取材に応じたカーは、左足アキレス腱からの復帰を目指してリハビリを続けているカズンズについて「予定通りにきている」と語った。「順調だが、何も決まっていない。復帰の見通しも立っていない。特にアキレス腱のケガの場合、選手がコートに立って、フルスピードでプレーした後の反応を見て決める必要がある」

カズンズは、Twitterにリハビリの様子を定期的にアップし続けている。最近投稿された動画では、以前より左足を気にせずスムーズに体重移動をしながらランニングドリブルをこなす様子が見て取れる他、患部への負担を軽くするためなのか、かなり身体を絞ったことが分かる。


カズンズは今月から始まるトレーニングキャンプでも別メニューで調整を続け、2018-19シーズン開幕後から、患部の状態と相談しながら徐々にトレーニングの強度を上げていくと見られている。

カーは、カズンズが復帰するまでの間、4年目のケボン・ルーニー、2年目のジョーダン・ベル、3年目のデイミアン・ジョーンズをローテーションで先発センターに起用する考えを示唆。特に、直近2シーズンの大半をGリーグに所属する傘下のサンタクルーズ・ウォリアーズでプレーしたジョーンズに期待を寄せている。

「3選手ともにタイプが異なる。それはチームにとって良いことだ。我々としては、DJ(ジョーンズの愛称)を見てみたい」と、カーは言う。「彼はサンタクルーズで努力してきたし、爆発力があってパワフルだ。ウチの4人のオールスター(ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン)と組ませたら面白い」と続けた。

カズンズが復帰すれば、待望の『オールスター・クインテット』が勢ぞろいする。ただ、肝心なのは、カズンズが万全の状態でプレーできるようになることで、復帰を急がせる必要は全くない。もしレギュラーシーズン終盤までリハビリを続けることになっても、プレーオフを通じて力になってくれればそれで構わない、という姿勢をウォリアーズは貫いている。

このオフにジャベール・マギーとザザ・パチューリアが退団したが、その影響が感じられないほど、今のウォリアーズの選手層は厚い。カズンズの回復具合と同様、ルーニー、ベル、ジョーンズの競争も楽しみだ。