エリック・ブレッドソー

「僕はエリック・ブレッドソーの大ファンなんだ」

このオフにカワイ・レナードとの再契約に成功したクリッパーズは、パトリック・べバリー、ラジョン・ロンド、ダニエル・オトゥールを放出して、グリズリーズからエリック・ブレッドソーを獲得した。

ブレッドソーはNBAキャリア12シーズン目を迎える経験豊富なポイントガード。昨シーズンはペリカンズでプレーし、71試合に出場して平均12.2得点、3.4リバウンド、3.8アシストを記録した。クリッパーズの球団社長ローレンス・フランクは「エリックは強靭で多彩なガード。ペイントアタックもできて、複数のポジションを守ることができるプレーメーカーだ」とブレッドソーに期待を寄せている。

そのブレッドソーについて、トレイルブレイザーズのCJ・マッカラムが「彼はミニ・レブロン(ジェームズ)のようなもの」と自身のポットキャスト番組でコメントした。

マッカラムは新シーズンのクリッパーズについて番組内で語ると、3600万ドル(約39億円)のプレーヤーオプションを破棄し、フリーエージェントとなっていたレナードがクリッパーズと再契約を結んだことに「予想通りだったよ。彼はロサンゼルスに留まると感じていたし、彼が望んでいる場所だと思っていからね」とコメントした。

しかし、レナードは右膝前十字靭帯部分断裂の修復手術を受けたことでシーズンの多くの試合を欠場することが予想される。マッカラムは、レナード不在のクリッパーズにおいて、得点力のあるガードのブレッドソーの加入は大きいとし、「僕はエリック・ブレッドソーの大ファンなんだ」と続けた。

「彼はミニ・レブロンのようなものだよ。運動能力が高くて、爆発力もある。そしてチームを引っ張っていくことだってできる。サンズ時代には何年にも渡って素晴らしいバスケットをしていたし、バックスや他のチームでも活躍していた。ブレッドソーとレジー・ジャクソンのどっちが先発になるかは分からないけど、いずれにしても僕はこの2人のガードが好きだ」

これまでにもブレッドソーを称える際に『ミニ・レブロン』という表現は使われてきた。2012年にジャマール・クロフォードが、2013年にはゴラン・ドラギッチもブレッドソーを『ミニ・レブロン』と称えた。マッカラムは、レブロンのようにブレッドソーが新シーズンのクリッパーズのファシリテーターになると期待しているが、ネット上では「数年前は比較できたかもしれないが、今はあまり意味がない比較だ」との意見が多く出ているという。

それでも、他チームの同ポジションの選手からも期待を寄せられているブレッドソーの、新天地での活躍に期待したい。