ジェイレン・ジョンソン

「与えられたプレータイムの中で全部出し切りたい」

今年のNBAドラフト全体20位でホークスから指名されたジェイレン・ジョンソンは、ラスベガスで開催されたサマーリーグ4試合に出場し、平均19.0得点、9.5リバウンド、2.0アシスト、1.3ブロックという見事なパフォーマンスを披露した。

デューク大出身のジョンソンは206cmのサイズを誇り、ポイントガード並のハンドリング、高い運動能力を備えたルーキーだ。サマーリーグでも3試合でダブル・ダブルをマークするなど、オールラウンダーとしても注目されている。

ジョンソンは、ドラフトでの指名順位を気にしていない。その自信は、『The Athletic』とのインタビューで「今年のドラフト組で一番は自分」と言い切ったところからも分かる。

「それだけ自分に自信がある。両親も同じように考えているんだ。両親のおかげで、今のような考え方になった。一度もプレッシャーをかけられたことはなくて、何事にも理由があって起こることを気付かせてくれた。両親は僕をずっとサポートしてくれている。ただ、僕が聞きたいような意見ばかりを言う『Yesマン』ではないんだ」

昨シーズンの東カンファレンスファイナルに進出したホークスは、トレイ・ヤングをはじめ若い選手が多く、ジョンソンのポジションであるフォワードの層も厚い。1年目の2021-22シーズンは、出場時間も、与えられる役割も限られたものになるかもしれない。ジョンソンは「与えられた役割をこなす。チャンスを最大限に生かしたい。そういう自分を誇らしく思うし、与えられたプレータイムの中で全部出し切りたい。どういう役割でも受け入れる。どれくらいプレーできるかに関係なく、与えられた機会を生かす」と、自分が置かれている立場を理解している。

「チームには経験豊富な選手が多い。後ろに控えて学びたい。出番が与えられる時に備えておく。何も心配していない。チームのベストプレーヤーから学びたい。自分にできるのは、努力を続けること。プレータイムに関しては、コーチが決めること。出番を与えられる時にために、しっかり準備しておく」