Bリーグ開幕カウントダウン 根来新之助(大阪エヴェッサ)「3大スポーツと言ってもらえるように」

2016/09/23
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=野口岳彦

ディフェンスからタイトに、プレッシャーをかけて走ります!

bjリーグでは初年度から3連覇を達成した大阪エヴェッサだが、その後は長くタイトルから遠ざかり、bj最後のシーズンも6位に終わった。古豪復活を目指すチームはBリーグ開幕に向け積極補強を実施。『TIP OFFカンファレンス』に登場したのは、新加入選手の一人である根来新之助だ。

195cmと長身の彼のポジションは4番(パワーフォワード)。3番もこなす彼の役割は非常に大きく、「やりがいがある」と根来は言う。「4番ポジションには2メートルの外国人選手とか帰化選手がいるのが普通じゃないですか。それに対抗するには僕がもっとボールを運んだり、いろいろなところでチームを循環させることが大事やと思うので、そういった役割ができる選手になりたいです」

桶谷大ヘッドコーチの目指すバスケットで重視されるのは、コミュニケーションとディフェンスだ。「試合中に選手間でどれだけ声を出してコミュニケーションを取ってディフェンスできるかが問われます」

チームの特色は若さ。「僕たちは一番若いチームなので、ディフェンスからタイトに、どんどんプレッシャーをかけて走ります」と、堅守速攻スタイルでBリーグに挑む。

もっとも、Bリーグが始まるにあたって根来はファンサービスにもかなりの力を入れている。彼はかつてパナソニックトライアンズに在籍していたが、休部となったことで和歌山トライアンズ、西宮ストークスと渡り歩き、この夏に大阪エヴェッサにやって来た。「パナソニックの環境は完璧だったので、その後の和歌山や西宮ではいろいろと問題がありました。それを考えると、大阪エヴェッサの環境はとても良いです」

酸いも甘いも噛み分けてきた根来は、厳しい環境に身を置いたからこそファンサービスの大切さを理解したと言う。「パナソニックではファンのことを気にしなくてよかった。プロになってファンサービスが一番大事だと勉強させてもらいました」

大阪エヴェッサは大阪出身の選手5人で結成された『E-FIVE』を絶賛売り出し中。その一員である根来も、ファンサービスに注力している。「サッカーや野球に負けないように、3大スポーツと言ってもらえるようなチームにしていきたいんです」と彼は言う。

その第一歩は明日のホーム開幕戦。府民共済SUPERアリーナにレバンガ北海道を迎える。舞洲をバスケットボールの聖地にしようとする大阪エヴェッサの取り組みには期待大だ。チームラボによるアリーナ演出も、『E-FIVE』によるファンサービスも楽しみだが、根来のダイナミックなプレーにも是非注目してほしい。