坂東拓

写真=B.LEAGUE

球団代表が声明「社会的な責任を重く受け止める」

京都ハンナリーズに所属する坂東拓が窃盗の疑いで現行犯逮捕された。警察発表によれば昨夜、京都の飲食店で女性の財布から現金5000円を盗み、本人は容疑を認めているとのこと。

京都の高田典彦代表はクラブ公式HPを通じてコメントを発表。「バスケットボール界全体が、信頼回復に動く中での今回の件について、社会的な責任を重く受け止めると共に、皆様方の信頼を著しく失墜させてしまったことを陳謝いたします」としている。

またBリーグの大河正明チェアマンも、次のようなコメントを発表している。「先日の不祥事がありバスケットボール界が再出発をしようという矢先にこのような事件が起きたことは大変遺憾です。リーグとしての処分は事実関係の確認と併せて検討いたします」

大河チェアマンが『先日の不祥事』と表現したのは、ジャカルタ(インドネシア)で開催中のアジア競技大会に参加していた男子日本代表選手の4人が日本選手団の公式ウェアを着て繁華街に繰り出し、買春したとして帰国させられたことを指す。日本バスケットボール協会は彼らが帰国したその日に緊急会見を開き、また29日には4選手を1年間の公式試合への出場権剥奪という処分を科し、再発防止策を発表したところだった。

ジャカルタでの不祥事はモラルの問題だったが、こちらは現行犯逮捕の刑事事件。Bリーグ3年目の開幕を1カ月後に控えて、その盛り上がりに水を差されることになってしまった。