「彼が退団してからは、チームの魂を失ってしまった感覚があった」
ウォリアーズを率いるスティーブ・カーは、大ベテランのアンドレ・イグダーラの復帰を喜んでいる。
2018-19シーズン以来のチーム復帰となったイグダーラについて、カーは「我々にとって非常に大きな存在」と『NBC Sports Bay Area』に語った。「彼が退団してからは、チームの魂を失ってしまった感覚があった。この2シーズンは、舵取り役がいない状態だったも同然だよ。アンドレの復帰で、舵取り役が戻ってくる」
37歳になったイグダーラだが、その実力は攻守ともに健在で、ここぞの場面でのプレーで勝敗に影響を与えられる存在だ。
カーも「彼なら間違いなくチームに貢献してくれる」と確信している。「この2シーズンの彼を見てきたが、ヒートでも多くの試合でチームを助けていた。ヒートと対戦した試合でも彼の状態は良さそうだったし、まだまだ力を残している。ウチの力になってくれるよ」
イグダーラは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンが中心の王朝時代では、欠かすことのできないシックスマンだった。2021-22シーズンも同様の役割が期待されるイグダーラについて、カーは「リーダーシップという点では、ステフとドレイモンド、それにクレイの負担も軽減させることができる」と期待を寄せ、「それに、我々のユニークなスタイルを機能させる方法を熟知している選手だ」と語っている。
2014-15シーズンからの5年で3度も優勝した黄金期を支えたイグダーラが、再びウォリアーズに勝者のメンタリティ、そして熱い魂を吹き込む。