レナード&ジョージの強力デュオが数年続く
先日、3600万ドル(約39億円)のプレーヤーオプションを破棄し、フリーエージェントとなっていたカワイ・レナードがクリッパーズと再契約を結ぶ意思を固めたと報じられた。そして本日、4年1億7630万ドル(約190億円)のマックス契約で正式に再契約を結ぶことが明らかになった。
エースの慰留に成功し、球団社長のローレンス・フランクは以下の声明を発表した。「カワイは超一流のプレーヤーであり、毎日自分を向上させる絶え間ない努力家です。私たちは長期的なものも含め、多くの同じ目標を共有しています。今回の契約は我々のフランチャイズとファンにとって、新たな重要な瞬間となります。我々は選手が求める成功と充実感を得られるような、チャンピオンシップレベルの組織を作るために努力しています。これからもカワイと一緒に築いていきたいと思います」
昨シーズンのクリッパーズはカンファレンスセミファイナルの壁を乗り越え、初のカンファレンスファイナルに進出。サンズに2勝4敗で敗れたものの、レナードをケガで欠き、スモールバスケを強いられたことを考えれば善戦したと言える。
レジー・ジャクソンとニコラ・バトゥームとも再契約し、2年目のシーズンを見据えて背中の手術を受けたサージ・イバカも復帰する予定と、コアメンバーを残すことに成功した。レナードは右膝前十字靭帯部分断裂の修復手術を受けたことで新シーズンの多くの試合に欠場することが予想されるが、その穴を埋めるためにフリーエージェントのジャスティス・ウィンズローを獲得した。
レナードの『相棒』であるポール・ジョージとは、昨年12月に4年1億9000万ドルの延長契約を結んだ。そのため、レナード&ジョージの強力デュオを中心としたチームで数年は優勝を目指すことになる。
レナードはプレーオフの11試合で平均30.4得点、7.7リバウンド、4.7アシストを記録。ジョージはプレーオフの19試合に出場し平均26.9得点、9.6リバウンド、5.4アシストを記録した。健康な状態を保ち、2人揃ってプレーしていた時のクリッパーズの強さは本物で、今後も優勝候補の一角となるはずだ。