スペンサー・ディンウィディー

「僕はギルバートでもジョンでもラスでもない」

サイン&トレードでネッツからウィザーズに移籍したスペンサー・ディンウィディーが、現地8月9日にメディアとの会見に応じた。

昨シーズンは開幕直後に右膝前十字靭帯の部分断裂の重傷を負い戦線離脱したため、3試合のみの出場となったが、2019-20シーズンにはともにキャリアハイとなる平均20.6得点、6.8アシストを記録しており、復帰後のパフォーマンスには期待が高まっている。

新天地でも司令塔としてチームを引っ張るディンウィディーは、「僕はギルバート(アリーナス)でも、ジョン(ウォール)でもラス(ラッセル・ウェストブルック)でもない。彼らはみんな面白い個性を持った人たちだ」と、これまでにウィザーズのポイントガードを担ってきた選手を挙げた。

「ラスはNBAでの通算トリプル・ダブル数で新記録を樹立したという点で、史上最高の選手の一人だし、ギルバートも史上最高のスコアラーの一人だね。ジョンはリーグ最高のポイントガードと言えるほどの活躍をした」

こう語るとディンウィディーは「僕のプレースタイルは彼らとは全く違うと思う」と続けた。「彼らが成し遂げたことすべてにおいて尊敬しているよ。でも、僕は勝者としてみんなに知ってもらいたいし、それこそが僕がこのチームにもたらしたいことだ」

また、去就が気になるエースのブラッドリー・ビールについては「もちろん、彼とは話をしているよ。でも彼は彼であって、彼の決断は彼自身のものだ。だから彼のプランや行動について僕は話せない」とコメントした。

「今、僕たちはお互いに少しずつ賭けをして、何か特別なことをしようとしているんじゃないかな。プランが変われば話も変わるけど、僕たちがフォーカスできるのは目の前のことだけだ。僕たちは今ここにいて、特別なチャンスがあるということだよ」