ケイド・カニングハム

26分の出場で12得点6リバウンド2アシスト「ここから多くを学べるはずだ」

ラスベガスではNBAサマーリーグがスタートした。新型コロナウイルスの影響は今なお残り、ウィザーズとペイサーズの試合は延期に。それでも7試合が現地8月8日に行われている。注目のタレントはNBAドラフト全体1位指名選手のケイド・カニングハムだ。彼を指名したピストンズは、サンダーと対戦した。

ピストンズはキリアン・ヘインズ、サディック・ベイ、セクー・ドゥムブヤと昨シーズンのNBAですでに結果を出した選手をサマーリーグに参加させており、ヘッドコーチのドウェイン・ケーシーは「この時期からきっちりと勝つつもりだ。若い選手たちには勝つことを学んでもらいたい」と語っていた。

カニングハムも「5試合すべてに勝ちたい」と語っていたが、サンダーとの初戦を72-76で落とすことに。試合開始直後に3ポイントシュートを連続で決める好スタートを切ったが、その後はサンダーのディフェンスをなかなか崩せず、最終的には26分の出場で12得点6リバウンド2アシスト、フィールドゴール成功率は29%(17本中5本成功)と低く、ターンオーバー5という内容だった。

ただ、カニングハムのデビュー戦の印象はスタッツほど悪くない。最初の3ポイントシュート連発に加えて、スティールからワンマン速攻でダンクを決め、ブロックショットも決めている。精度には問題があったかもしれないが、NBAで経験のあるチームメートと初めての実戦で攻守に果敢にプレーしたことは、ポジティブな印象を残した。

カニングハムは「初めての試合で楽しかった。ここから多くを学べるはずだ」と語る。彼の挑戦はスタートしたばかりだし、ピストンズもこれからのチーム。失敗も多いだろうが、すべてが成長の糧となる。