最大15点ビハインドを背負うも第3クォーターを32-10と圧倒した男子アメリカ代表がオリンピック4連覇に王手

最大15点ビハインドを背負うも第3クォーターを32-10と圧倒した男子アメリカ代表がオリンピック4連覇に王手

2021/08/05 18:47
男子アメリカ代表

不安を残すスロースタート「バラバラだった」

8月5日、東京オリンピック男子バスケットボールは準決勝が行われ、アメリカがオーストラリアを97-78で下し、オリンピック4連覇に王手をかけた。

アメリカの先発メンバーはデイミアン・リラード、ドリュー・ホリデー、バム・アデバヨ、デビン・ブッカー、ケビン・デュラントの5人。対するオーストラリアはパティ・ミルズ、ジョー・イングルス、マシュー・デラベドバ、ジョック・ランデール、ニック・ケイが先発した。

試合前日には、ミルズが10シーズン所属したスパーズを退団しネッツへ移籍するニュースが報じられた。デュラントにとっては新チームメート対決となり、NBAではスパーズのヘッドコーチを務め、アメリカを指揮するグレッグ・ポポビッチにとっては良く知る愛弟子との惜別の対戦ともなった。

前半はオーストラリアのペースで試合が進む。イングルスが2本の3ポイントシュートを沈めてチームを牽引し第1クォーターで24-18とリードを奪うと、3ポイントシュートの確率が上がってこないアメリカを尻目にチームプレーが機能して一時15点までリードを広げた。

それでも、タイムアウトを取って落ち着きを取り戻したアメリカがここから逆襲を始める。前半で3点差まで迫ったアメリカはブッカーやデュラント、ジェイソン・テイタムらの3ポイントシュートに当たりが来始めたことで一気に逆転。オフェンスが活性化しディフェンスも機能したアメリカはこのクォーターを32-10と圧倒。前半は苦労したものの、最終クォーターも危なげない試合運びを見せたアメリカが快勝した。

オーストラリアの指揮官ブライアン・グーリジャンは「チームのやり方は正しかった。第2クォーターまでは試合をコントロールできていた」と振り返りつつ、強化試合でアメリカに勝利した時の違いをこのように説明した。

「ただし、40分間アメリカ相手にそれを続けるのは難しかった。そして、前回対戦した時からブッカー、ミドルトン、そしてホリデーが加わっていた。ホリデーはアメリカにとって欠けていた大きなピースだろう。そして、シューターも2人加わった」

アメリカのポポビッチヘッドコーチは「勝てて興奮している」と語ったが「14、15点差と切り刻まれた。まるで初めて一緒にプレーしたかのようにバラバラだった。第2クォーターのラスト5分からはアグレッシブになった」と続け、前半の出来の悪さを指摘した。そして、ブッカーも「またしてもスロースタートな試合だった。守備の改善が助けになる」と試合を総括した。

アメリカは決勝戦でルカ・ドンチッチを擁するスロベニアか、予選ラウンドで破れたフランスのどちらかと対戦する。スロベニアの記者に「どちらと対戦したいか?」と問われたポポビッチヘッドコーチは「そんなの言うわけ無いだろうが!?」と百戦錬磨の名伯楽らしく、会場を笑わせて会見を後にした。

RECOMMEND