女子日本代表

ベルギーは公式大会、テストマッチを含め4年連続で対戦した相手

5人制の女子バスケットボールはグループリーグを終え、ベスト8が出揃った。8月2日の夜に組み合わせ抽選が行われ、8月4日に行われる準々決勝のカードが次の通り決定している。

10:00 中国(グループC 1位)vs セルビア(グループA 2位)
13:40 オーストラリア(グループC 3位)vs アメリカ(グループB 1位)
17:20 日本(グループB 2位)vs ベルギー(グループC 2位)
21:00 スペイン(グループA 1位)vs フランス(グループB 3位)

女子日本代表にとって、準々決勝で当たるベルギーは馴染みの深いライバルだ。2018年のワールドカップではグループリーグで対戦し、藤岡麻菜美と髙田真希のホットラインが機能してオーバータイムにもつれる大接戦に競り勝っている。翌2019年には水戸で行われた国際強化試合にベルギーを迎えた。多くの若手を起用したテストマッチでは林咲希がA代表デビュー。16分で3ポイントシュート5本成功を含む19得点を挙げた林は、そのまま代表定着を果たした。

2020年には東京オリンピック予選がベルギーのオステンドで開催され、開催国枠で出場権を持つ日本もチーム強化のために参戦。オリンピック出場に向けて執念を見せるベルギーはWNBAファイナルMVPの実績を持つ192cmのエマ・ミースマンを中心に猛攻を見せた。日本は渡嘉敷来夢がマークに付くもスイッチで引きはがされて止められず、84-92で敗れている。

そして今年のオリンピック直前にもテストマッチでの対戦があった。12名のオリンピックメンバー決定後の試合で、超スモールボールに振り切った日本は町田瑠唯が今回のオリンピックに続くドライブからのアシストを連発、ケガを抱えていた本橋菜子と宮澤夕貴が本番に間に合う目処が立つなど収穫の多い内容で、84-76で勝利している。

真剣勝負の公式戦はもちろん、お互いの胸を借りるテストマッチでも毎年対戦してきたベルギー。どちらもチームの特徴は熟知している中で総合力が問われる一戦となる。