八村塁

第3戦に向けチームを立て直す「まず守備からやらなきゃいけない」

バスケットボール男子日本代表は、東京オリンピックの2試合目でスロベニア代表と対戦。NBAの若きスター選手であるルカ・ドンチッチが流石のオフェンス力を見せて25得点を記録。スロベニアがその力を存分に発揮する中で、日本代表が善戦を演じられたのは、八村塁がドンチッチに負けない勢いで得点を量産したからだ。

八村塁は「タフなゲームでした。僕らの出だしは今日は良かったんですけど、後半に入ってちょっと疲れてしまった。最後の最後で相手の方が良いチームで、そこでやられてしまったと思います」と試合を振り返る。

ドンチッチの25得点を大きく上回る34得点を記録。ディフェンスでもリムプロテクトを中心にハードワークを徹底した。それでも八村は「僕はディフェンスだろうがオフェンスだろうが勝つためにやっている。何点取ろうがディフェンスで何をしようが、勝ち負けのところで今日は結果で負けてしまったので、全然足りないところがある」と全く満足はしていない。

「僕らはチームで、今日はチームとして負けたので」と、自分のパフォーマンスがどうであれ、彼は結果だけを見詰めている。

スペインとスロベニアに連敗してはいるが、2年前のワールドカップよりは断然タフな戦いができるようになっている。ただ、この試合では終盤に力尽き、スロベニアのたたみ掛けるような猛攻を浴びて、最終的には81-116と大差を付けられた。

次はアルゼンチン戦。勝てばワイルドカードで決勝トーナメント進出のチャンスがあるものの、負ければ全敗で大会を終えることになる。「僕らの弱点はディフェンス」と八村は言う。「今日はオフェンスが機能して得点できたけど、まず守備からやらなきゃいけない。難しい戦いになるけど、フィットして次の試合に向かう」