デイミアン・リラード

フランス戦から先発メンバーを変えホリデー&ブッカーを起用

オリンピック4連覇を狙うチームUSAは、東京オリンピック初戦のフランス戦を76-83で落とし、7位で終えた2年前のワールドカップの不本意な結果が頭を過ぎるスタートとなった。

しかし、本日挑んだイラン戦では前半を終えた時点で60-30とゲームを支配し、最終スコア120-66での快勝を収めた。

この試合では、フランス戦で先発を務めたザック・ラビーンとドレイモンド・グリーンを外し、NBAファイナル終了後に合流したばかりのドリュー・ホリデーとデビン・ブッカーを起用。立ち上がりこそ拮抗したが、デイミアン・リラードの3ポイントシュートやインテンシティの高いディフェンスでアメリカが主導権を握り、第1クォーターを終えた時点で28-12と2桁リードを奪った。

敗れたフランス戦では終盤の踏ん張りどころで耐えることができずに逆転負けを喫したが、この試合では大量リードを奪っても最後までペースを落とすことなく得点を重ね、ロスターの12名全員が4得点以上を記録した。

特にリラードは3ポイントシュート13本中7本成功の21得点と2リバウンド5アシストを記録。他にもジェイソン・テイタムが14得点4リバウンド、ラビーンが13得点4リバウンド8アシストをマークした。また、NBAファイナル組もブッカーが16得点4リバウンド1アシスト、クリス・ミドルトンが10得点2リバウンド2アシスト、ホリデーが8得点4リバウンド3アシストと流石の適応力を見せて勝利に貢献した。

オリンピック前のエキシビジョンマッチでも黒星を喫し、スター軍団にありがちなチームとしての機能不全が心配されたチームUSAだが、試合を重ねることでチームケミストリーを高めている。これで戦績を1勝1敗としたチームUSAは、7月31日にチェコと対戦する。