八村塁

渡邊雄太に髙田真希、富永啓生と注目選手が参加

7月23日に行われたオリンピック開会式の入場行進で、205ある国と地域の最後に日本選手団が登場。バスケットボール男子日本代表の八村塁は、レスリング女子の須崎優衣とともに旗手を務めた。

八村は選手村から国立競技場に向かうバスの中からInstagramで大役を務める高揚感をファンに向けてLIVE配信。入場行進では赤いパンツに白いジャケット、また感染予防のマスクを着け、最初は須崎が持っていた日本国旗を受け取ると、高々と掲げた。身長203cmの八村が日の丸を掲げる姿は威風堂々。大坂なおみの聖火台への点火と並び、東京オリンピックの開会式を象徴するシーンとなった。

八村は富山県出身の23歳。高校バスケ日本一を決めるウインターカップを明成高校で3連覇し、卒業とともに渡米。ゴンザガ大ではNCAAトーナメントで活躍、2019年のNBAドラフトでウィザーズから1巡目9位指名を受けてNBAプレーヤーとなった。その後の2シーズンはチームの主力として活躍しており、今回のオリンピックでは日本代表の大黒柱として、攻守にフル回転が期待される。

入場行進に参加したのは155人の選手たち。その中にはバスケットボールの3人制と5人制、男女の代表選手も含まれており、多くの選手が並ぶ中でも渡邊雄太やシェーファー・アヴィ幸樹といった身長が200cmを超える選手は容易に見付けることができた。リオ大会に続いての参加となった5人制女子の髙田真希、新種目となる3人制男子で期待の若手となる富永啓生といった注目選手も、入場行進を楽しんだ。

今日からは競技がスタート。3人制は今日が男女ともに初陣となり、5人制では26日(月)に男子日本代表がスペインと、27日(火)に女子日本代表がフランスと強豪相手に初戦を迎える。4つのカテゴリーそれぞれで、ベストを尽くす戦いぶりに期待したい。