長くプロでやらせてもらっていることに感謝しています
新潟アルビレックスBBでキャプテンを務める佐藤公威が『TIP OFFカンファレンス』に参加。まずは発足時から参戦しているbjリーグの12年間の歴史について率直な気持ちを語った。
「bjリーグが6チームでスタートした時のイベントに出ていますから、Bリーグでも出させてもらうのは感慨深いものがあります。12年経って歳を取ったのもありますが、それだけプロでやらせてもらってることにはすごく感謝しています」
現在のチームについては「やれるところがたくさんある。コミュニケーションを高めないといけない」と語る。「バスケットが上手になってるとか、レベルが上がってるというのは当然なんです。いかにチームケミストリーを出すかと言うと、やっぱりコミュニケーションで、それをチーム全体で共有するっていう雰囲気がまだないですね」
佐藤は「選手全員が自分を出すことでこの問題は解決できる」と言う。チームをまとめる立場の彼が、今の「シャイなチーム」を変えることができれば、新潟アルビレックスBBはすごく良いチームになる。そう語るうちに佐藤が興奮してくるのが分かる。経験豊富なベテランでも、やはり新リーグの開幕には気持ちがたかぶるのだ。
新しく就任した庄司和広ヘッドコーチが求めるバスケットは「確率。すべてが確率です」とのこと。それでも、「タフショットを決めて流れを持ってくるところを、ダイナミックに生かしていきたい」と語り、『確率重視』のバスケットでも自分の持ち味を出すと意気込む。
頼れるキャプテンは最後に「Bリーグ元年、新潟のためにプライドを持ってプレーします。毎日精進していきます」と爽やかに語った。
開幕は9月24日、富山市総合体育館で富山グラウジーズと対戦する。自慢のホームアリーナ、アオーレ長岡でのホーム開幕戦は、サンロッカーズ渋谷を迎え10月1日に開催される。