ヤニス・アデトクンボ

47年ぶりとなるホームでファイナルに「エキサイティングな試合になる」

サンズとのNBAファイナルで連敗スタートを喫したバックスは、ホームに戻って第3戦、第4戦に臨む。

エースのヤニス・アデトクンボは、東カンファレンスファイナルで痛めた膝に不安を抱えるものの、第2戦では42得点12リバウンドをマークしてみせた。アデトクンボは第3戦の前日会見で、これまでの2試合を振り返りつつ、「とにかく試合を楽しまなければいけない」と次戦に向けて語った。

「結果やスタッツを気にせずにやろうとした。競い合って、試合を楽しむことだけを考えていた。第1戦は数字的にも自分のベストゲームではなかった。ただ、常に全力を尽くすことが大事で、それに加えて試合を楽しむことも重要なんだ。その点で言うと、ケガから復帰した第1戦も第2戦でも、それができたと思う」

「膝の状態とか、何点決めたとかは考えないようにしている。余計なことを考えずに試合を楽しむようにすれば、相手と競い合い、チームの勝利にも繋がると思っている。だから、膝の状態云々については考えていなかった。これまでの2試合は可能な限りハードにやれたよ。僕にとって初めてのNBAファイナルも楽しめている。次の試合はホームだから、もっと楽しまないとね。それにチームのために、もっとやらないといけない」

1974年以来となるファイナル進出を果たしたバックスにとって、ホームでNBAファイナルを戦うのも47年ぶりになる。アデトクンボは「楽しい試合になるよ。シーズンを通してチームを支えてくれているウチのファンの前でプレーできるんだ。ミルウォーキーでのファイナルは50年ぶりくらいだし、エキサイティングな試合になるよ」と胸を躍らせ、こう続けた。

「明日の試合の重要性は、チームの全員が理解している。でも、気持ちを楽にしてやるつもりだ。これはバスケットボールの試合だ。言葉にするより、実行する方が難しいけど、そういう意識で試合に臨まないといけない」

「ファンの顔を見て、試合が始まればどういう状況か理解できる。でも、個人的には楽な気持ちで、試合を楽しむことが自分を助けてくれる。ファーストラウンドから今まで、そうやってきた。これからも変わらないし、このやり方で良い結果を残したい」