ダンテ・エクサム

写真=Getty Images

「大きなインパクトを与えられるようになりたい」

ジャズのダンテ・エクサムは、NBAでの3年のキャリアで、シーズン全試合に出場することの難しさを嫌というほど味わってきた。

2014年のドラフト全体5位でジャズから指名されたエクサムは、1年目こそ82試合に出場するも、それからはケガとの戦いが続いている。

2015年のオフにオーストラリア代表として出場したスロベニアとのエキシビションゲームで左ひざ前十字靭帯を断裂したエクサムは、2015-16シーズンを全休。翌シーズンに復帰を果たしてからも故障が相次ぎ、ここ2シーズンで80試合にしか出場できていない。

それでも昨シーズン後半に肩の負傷から復帰すると、わずか14試合の出場ながらキャリアハイの平均8.1得点、3.1 アシスト、フィールドゴール成功率48.3%を記録。プレーオフでもベンチから違いを生み出すプレーを披露した。球団も期待の表れとして、オフにエクサムと3年3300万ドル(約37億円)で再契約を結んだ。

エクサムが2018-19シーズンの目標に掲げるのは全試合に出場し、安定したプレーでチームに貢献すること。彼は『FOX Sports Australia』に「82試合に出場したい」と語った。「1年目は82試合に出場できた。全試合出場が最大の目標だね。82試合プレーできれば、出場時間も、大きなインパクトを残す役割も勝ち取れると思っている」

エクサムは続ける。「ちょっとしたインパクトではなく、チームに大きなインパクトを与えられるようになりたいんだ。試合の終盤にラストショットを託されるような選手になりたい。それも目標の一つだし、やれると思っている」

目標を達成するためには、一にも二にもコンディション調整が肝心だ。エクサムは「ケガは自分でコントロールできることではないけれど、コートに立ち続けるために必要なことだ。コンディションを整えるためにできることはすべてやっているつもり」と話している。

もし彼のパフォーマンスが年間を通じて安定すれば、先発ポイントガードのリッキー・ルビオの負担も軽くなる。チームの『秘密兵器』として飛躍を遂げることで、ジャズはウォリアーズ、ロケッツとともに、今シーズンも西カンファレンスの上位争いに絡めるはずだ。