アメリカ代表

PJ・ワシントンとブリッジズ、クイックリーが健康安全プロトコルに

アメリカ代表はラスベガスに集結し、オリンピックに向けたトレーニングキャンプをスタートさせて、7月9日には最初のスクリメージも行った。もっとも、サンズのデビン・ブッカー、バックスのクリス・ミドルトンとドリュー・ホリデーの3人はいまだNBAファイナルを戦っており、メンバー全員が揃ったわけではない。この状況でこのキャンプに帯同しているのが『セレクトチーム』と呼ばれる選手たちだ。NBAで活躍する若手を中心とする彼らはオリンピックチームの練習相手になるとともに、代表コーチ陣の下で自分のスキルを高め、経験を積んでいる。

ラスベガスは昨シーズンのNBAで用いられた『バブル』が設置されており、チームは隔離されたエリアの中だけで生活し、練習を重ねている。ただ、ここでも新型コロナウイルスが出てしまった。イマニュエル・クイックリー(ニックス)、PJ・ワシントンとマイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ)の3人が健康安全プロトコル入り。この1人から新型コロナウイルスの陽性反応が出て、残り2人は濃厚接触者と判定され、3人ともトレーニングキャンプにはこれ以上参加しないことが発表された。

代表ヘッドコーチを務めるグレック・ポポビッチは「コロナはまだ終わっていない。全員が最大限の警戒を払わなければいけない」と会見でコメントしている。

ニックス躍進を支えた若手の一人であるクイックリーは、「セレクトチームに選ばれて光栄だ。最高の選手、最高のプロフェッショナルと一緒にトレーニングできることは、僕にとって最高の経験になる」と会見で興奮した表情を見せていたが、それも予定より早く終了することに。シーズン中でなかったのは不幸中の幸いだが、若い3人にとっては気落ちする結果となってしまった。

ここからはセレクトチームのメンバーも絞られ、ピストンズのサディック・ベイやキャバリアーズのダリウス・ガーランドなど7名がトレーニングキャンプに帯同する。そのうち何人かは、テストマッチにも出場することになりそうだ。