ヤニス・アデトクンボ

「勝ちたいし、試合をできるだけ楽しみたい」

バックスのヤニス・アデトクンボは、東カンファレンスファイナルで膝を痛めたものの、サンズとのNBAファイナル第1戦で復帰し、現地8日に行われた第2戦にも出場した。

40分のプレーで42得点12リバウンド4アシストという活躍も、チームは108-118でシリーズ2連敗を喫した。アデトクンボは試合後の会見でケガについて聞かれると、ケガの具合については触れずにこのように語った。

「第1戦後のインタビューでも答えたように、コートに立つからにはテストではない。可能な限り、チームの勝利に貢献するだけ。この2試合に出場したけど、それが自分の仕事。身体のことを考えてしまうと、心の中で言い訳を考えてしまうもの。コートに立つからには、プレーしないといけない。やれることをやって、全力を尽くさないといけないんだ」

精神的なリーダーとしてもチームを引っ張るアデトクンボは、第3クォーター中にチームメートに檄を飛ばす姿も見られた。彼は「僕は勝ちたいし、試合をできるだけ楽しみたい」とコメントしている。

「この舞台では世界中のメディア、ファンからのプレッシャーを感じるようになる。でも、僕たち全員がこの舞台に立つために努力してきた。自分たちを誇りに思うべきだし、心から試合を楽しむべき。僕たちにとっては、1974年以来のファイナル。ここまで素晴らしい結果を残してきた。だからこそ、試合を楽しまないといけない」

「もちろん、負けていて試合を楽しむのは簡単ではないけど、どうにかする。勝っても負けても、僕たちはチーム一丸となってやっている。試合に勝つ方法を見つけてみせる」

ネッツとのカンファレンスファイナルに続いて連敗スタートとなったが、アデトクンボは「自分たちの仕事をするだけ」と意に介していない。

「相手がホームでやるべきことをやったように、自分たちもやるべきことを成すだけ。今の状況は経験済みで、それでも結果を残してきた。これからも自分たちの力、チームメートの力を信じてやる。そうすれば、楽しくプレーできる。勝つために競い合って、フロアでボールに飛び込んで、シュートを決めて勝てるようにする。今の状況でやるべきことは分かっている。ホームを守らないといけないんだ」

また、アデトクンボは0勝2敗から逆転するには「精神的な部分にかかっている」とも答えている。「両チームに優れたタレントが揃っている。メンタル部分が重要になるね。コンスタントにプレッシャーがかかる。お互いに疲労もあるけど、チームとして戦い続けないといけない。アグレッシブにプレーし続けて、相手に重圧をかけ続けないといけない。第3戦では、そういうプレーをもっとやって、僕個人としてもアグレッシブにプレーし続けたい」

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