アンソニー・エドワーズ

大事を取ってセレクトチームからは離脱

東京オリンピックでの金メダル獲得を目指しているバスケットボール男子アメリカ代表は、7月6日からラスベガスのMGMリゾートでトレーニングキャンプを開始した。キャンプには将来性ある若手選手を中心としたセレクトメンバーがサポート役として同行している。そして、練習中にアンソニー・エドワーズが足首を負傷したと『ESPN』が報じた。

エドワーズは今シーズンのドラフト全体1位でティンバーウルブズに指名されたルーキーだ。破壊的なドライブと強靭なボディバランスを武器に得点を量産。72試合中55試合で先発を務め、平均19.3得点、4.7リバウンド、2.9リバウンドを記録し、今シーズンの新人王最終候補にも選ばれて『ドラフト1位』選手としての価値を証明した。

スクリメージ中にドレイモンド・グリーンの足を踏んだことがケガの原因になった。重傷ではないが、大事を取って残りのキャンプには参加しないという。NBAトップ選手、そして同年代のライバルたちと研鑽を積む良い機会だったが、来シーズンのことを考えれば無理をせずにケガの治療に専念するのは妥当な判断だろう。

トレーニングキャンプではオリンピック前の最終調整を目的に、スペインを筆頭とした世界の強豪国とのエキシビジョンマッチも組まれている。それでも、セレクトチームの残りのメンバーには離脱したエドワーズの分まで代表メンバーのサポートに励んでほしい。