五十嵐圭

「41歳でオファーをいただけるとは思っていませんでした」

7月1日に群馬クレインサンダーズが会見を開き、新しいロゴとユニフォーム、そして新たな『チームの顔』となる五十嵐圭の獲得を発表した。

Bリーグ6年目にして初のB1挑戦にあたり、群馬が新しく生まれ変わる。新ロゴは赤城山と榛名山、妙義山からなる『上毛三山』を基盤とし、選手とフロント、ファンの三位一体をイメージするとともに、中央は稲妻、赤い部分は鶴の頭、そして翼を表現したもの。ユニフォームも黒をベースとしたものとなる。

取締役GMを務める吉田真太郎は、中央大の先輩である五十嵐圭を獲得できたことに満足気な表情を見せ、「昨シーズンは『前人未踏』をスローガンに掲げてB2優勝、B1昇格ができました。優勝を目指してチャレンジする上で、昨シーズンに積み上げてきたものをベースに、B1の実績があり、優勝を目指す気持ちに飢えている選手を補強しました」と語る。

五十嵐圭は41歳のベテランだが、プレーに年齢は感じさせない。「41歳という年齢なのでオファーをいただけるとは思っていませんでした。その中で吉田GMから、新しい群馬を引っ張っていってもらいたい、優勝に向けて力を貸してほしい、という力強い言葉をいただきました。決断を下すまでには時間がかかったのですが、私自身トップリーグでの優勝の経験がありません。41歳のベテランとは言われますが、コートでチームを引っ張っていく自信はありますし、群馬で挑戦したいという気持ちで決断しました」と語る。

これまでB2から昇格して来たチームはすべて、『B1の壁』に苦戦してきた。百戦錬磨の経験を持つ五十嵐がチームを引っ張り、この壁を乗り越えられるかどうか。簡単な挑戦ではないが、群馬と五十嵐は意欲十分でこの壁と向き合う。