サンズ指揮官は「これで選手たちのスイッチも入る」
3勝1敗と王手をかけてクリッパーズとの西カンファレンスファイナル第5戦に挑んだサンズはホームコートアドバンテージを生かすことができず、後がないクリッパーズの勢いの前に102-116で敗れた。
31得点を記録したサンズのデビン・ブッカーは「負けたのは自分たちの責任」と試合を振り返った。「試合序盤から相手のパンチを受けてしまった。今日の試合を見れば分かるように、シリーズ突破は簡単にはいかない。試合開始から終了まで、集中してプレーしないといけない」
敗れたとはいえ、まだサンズが有利な立場にいるのは変わらない。ブッカーは言う。「今日の試合映像を分析して、チーム一丸となって次の試合に臨む。試合を楽しめれば、良い結果がついてくる。今シーズンを通して、ウチは挽回できているからね」
そして、ブッカーは「しっかり準備して第6戦に臨む」と、すでに気持ちを切り替えている。「NBAファイナル進出をホームで決めるつもりだったから、今日の負けはタフだった。でも、次の試合に向けて準備するだけさ」
リーダーのクリス・ポールは「ウチらしくない」と、14ターンオーバーから相手に23点を許したことについて触れ、自身のプレーについてもこう悔やんだ。「特に自分らしくないプレーだった。第1クォーターか第2クォーターに何度かターンオーバーを記録してしまって、相手に点を許してしまった」
それでも、指揮官のモンティ・ウィリアムズは「チームのスイッチを入れることになる」と、この敗戦を前向きにとらえている。「今日のような形で負ければ気合も入る。きっと、選手たちも今頃痛感しているだろう。明日、選手に話をするが、今日は相手にやられてしまった。これで彼らのスイッチも入るはずだ」
第6戦は、現地30日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われる。