写真=Getty Images
グリーン「100万回以上メールした」
ドレイモンド・グリーンとケビン・デュラントは、昨シーズンまでライバル関係にあった。ウォリアーズとサンダーは西カンファレンス決勝で激突。大エースのデュラントを擁したサンダーはウォリアーズに先んじて3勝を挙げて王手をかけたが、その後に3連敗を喫して逆転での敗退となった。この戦いで激しいマッチアップを繰り返した2人は、ウォリアーズで新たな挑戦を始めようとしている。
今夏のトップフリーエージェント選手と言われたデュラントとの交渉の席に、グリーンを始めとしたウォリアーズの選手も揃って同席したことは知られている。だが、その後も過剰なまでにラブコールを送っていたことを、グリーンがテレビ番組に出演した際、初めて明らかにしている。
「デュラントの勧誘に熱心だった。彼を心から誘い続けたんだ。大学のコーチが、全米ナンバーワンの選手を勧誘するようにね」と語ったグリーンは、その手法についても明らかにした。
「もっとも、僕ならNCAAの規定違反になるね。100万回は電話したし、それ以上にメールも送った。可能な限り、彼が現れる場所に僕も行ったから」
そしてデュラントがウォリアーズ移籍を決断した後、グリーンは我に返り、過剰な手法を後悔したという。
「彼がチームに来ると分かって、我に返った。その時にこう思ったんだ。『あんなにしつこくメールして、彼は今も俺をリスペクトしてくれているだろうか?』とね。『俺よりも腹が立つような彼女と付き合った経験がなければ、耐えられなかったはず』とも思ったよ」
ただ、グリーンの不安は杞憂に終わる。2人は互いにチームUSAの一員としてリオ五輪に出場し、見事に金メダルを獲得。アメリカの五輪3連覇に貢献して見せたのだ。
アメリカのオリンピック3連覇に貢献した新生ウォリアーズの3人。グリーンの心配は無用となった。