金丸晃輔

「あの歓声が、どんな苦しい時でもシュートを打ち続けられた原動力でした」

シーホース三河は今日、8年間在籍したエースの金丸晃輔の退団を発表した。

192cm88kg、シューティングガード兼スモールフォワードの金丸は、プロキャリアをスタートさせたパナソニックトライアンズで2シーズンを過ごし、2013-14シーズンからの8シーズンを三河でプレーした。三河では加入1年目から主力として活躍。『精密機械』と形容されるほどのシュート力を持ち、キャリア10シーズンでの3ポイントシュート成功率は42.8%を記録している。また、3ポイントシュートだけでなく、スピードを生かしたドライブやフローターなど、どんな場面でも得点できる選手で、『三河の顔』としてチームを牽引してきた。今シーズンは53試合に出場して、平均プレータイム27.2分で16.8得点、1.5リバウンド、1.2アシストを記録し、3ポイントシュート成功率はキャリアで2番目となる46.6%をマークした。

鈴木秀臣代表取締役社長は「8年間に渡りクラブへの貢献と偉大な功績に、シーホース三河を代表して、感謝と敬意の気持ちを込めて御礼申し上げたいと思います」と金丸への感謝のコメントを発表している。

金丸はクラブを通じて次のコメントを発表している。「この度、8年間在籍したシーホースを退団することになりました。アイシン時代からお世話になり、僕をここまで成長させてくれたチームには本当に感謝しています。バスケットボールだけではなく、コート外での事なども多く学ばせていただきました。8年間、楽しい事もあれば、辛い事もありました。でも、それが僕をここまで成長させてくれましたし、シーホースでなければここまでの成績は残せていなかったかもしれません。これも全て、シーホース、ファンの皆さまの支えがあってからこそだと思います。今までの全ての思いをここに書くことは難しいですが、それくらい濃い8年間でした。これは一生僕の中で特別な財産となります」

そして「最後にファンの皆さまへ」とし、こう続けている。「感情を表に出さない、笑わない、気難しいこんな僕を応援し続けてくれて本当にありがとうございました。シュートを決めるたびの歓声、最高でした。あの歓声がシーホースで、どんな苦しい時でもシュートを打ち続けられた原動力でした。改めて皆さまには感謝申し上げます。またお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました!」