「自分が出来る事を心を込めて頑張り続けます」
秋田ノーザンハピネッツは今日、田口成浩と2021-22シーズンから2022-23シーズンまでの2年契約を結んだことを発表した。
現在31歳の田口は秋田出身、184cm84kgのシューティングガード。2012年に地元チームに加入し、秋田一筋のキャリアを送っていた。学生時代に目立った実績を残したわけではなかったが努力を重ねてエースへと成長し、『チームの顔』となりキャプテンも務めた。2017年夏にチームがB2に降格した時にも最初にチームへの残留を明言し、わずか1年でクラブのB1復帰を果たすと、その後、千葉ジェッツに移籍し3シーズンを過ごした。
千葉での2シーズン目となった昨シーズンは出場した全試合で先発を務めるなど存在感を発揮したが、今シーズンはなかなかリズムをつかむことができず、49試合に出場して平均プレータイム9.9分で2.5得点となった。それでも、スタッツには出ないハードなディフェンスやルーズボールなどの泥臭いプレーもこなし、チームに勢いを与えられる選手だ。
クラブは「一度外に出たことにより、地元秋田の良さをより知ったことでしょう。天皇杯優勝やBリーグチャンピオンに輝いた千葉ジェッツでの経験を存分に活かし、田口選手らしい熱いプレーでさらに秋田を盛り上げて行ってほしい」と田口に期待を寄せている。
田口はクラブを通して「再び秋田ノーザンハピネッツに加入した田口成浩です。よろしくお願いします。まずはじめに3シーズンぶりに秋田でプレーする機会を与えて下さった関係者の皆様に感謝申し上げます」と挨拶し、次の意気込みを語っている。
「自分も30歳を超え、ベテランと言われる領域に差し掛かりましたが、心の熱さはまだまだ若手にも負けないと思っております。顕蔵さんの愛と情熱をコートで体現し、チームの目標を達成する為に、地元を盛り上げる為に、自分が出来る事を心を込めて頑張り続けます。そして、またクレイジーピンクの皆さんに応援して頂けるよう、ひたむきにがむしゃらに努力し続けます。地元でバスケットを出来る事が本当に幸せです。コロナ禍が続いてますが、健康第一でお過ごし下さい。またお会い出来る事を楽しみにしてます!」