トレイ・ヤングとジャマール・マレーがアドバイザリースタッフに就任
2021-22シーズンからNBAの公式ボールを提供するウイルソン・スポーティンググッズ社がその概要を発表した。
ウイルソン・スポーティンググッズ社はアメリカのイリノイ州シカゴに本社を置く、創業100年を超えるスポーツ用品メーカー。ゴルフ、テニス、野球、バスケットボール、アメリカンフットボールなどの分野で、プレーヤーがより高い競技力を発揮できるよう研究開発を続けてきた。バスケットボールではNBAの他にNCAAトーナメントやFIBA『3×3』の公式ボールに採用されるなど、世界的に確固たる地位を確立し、現在は世界有数のスポーツ用品メーカーであるアメアスポーツ社の傘下に入っている。
ウイルソンが提供する新しい公式ボールは、現行の公式ボールと同じ天然皮革の8枚パネル構造で、素材の調達から細かい仕様まで従来通りとなっている。ウイルソンはNBAが創設された1946年から1983年まで、37シーズンにわたって公式ボールを供給してきた歴史があり、NBAのグローバル・パートナーシップ部門でプレジデントを務めるサルバトーレ・ラロッカは「NBAが創設75周年を迎えるにあたって、ウイルソンと再びパートナーシップを結ぶのは自然な流れでした」とコメントしている。
現地時間6月21日から27日にシカゴで開催されるNBAドラフトコンバイン2021から、ウイルソンの公式ボールが使用され、NBA選手には各チームの用具担当を通じて7月末までに提供される予定だという。
また、同社はホークスのトレイ・ヤングとナゲッツのジャマール・マレーが、アドバイザリースタッフに就任したことも発表している。両選手は製品テストに参加して研究開発のアドバイスを与える他、コラボレーション商品の企画にも協力する。
ヤングは同社のリリースで以下のコメントを発表している。「子どもの頃に道端で遊んでいた頃から大学時代に至るまで、ずっとウイルソンのバスケットボールを使ってきたので、アドバイザリースタッフになることは極めて自然な選択でした。ウイルソンがNBAに戻ってきて嬉しいし、ウイルソンのマーケティング活動に参画できることを楽しみにしています」